特番記録

特番を中心に、テレビ番組を記録するブログ

2023年冬ドラマの記録

2023年1月〜3月期に見たドラマの記録。せっかくいっぱい見ているので、ここに記録していこうと思う。そんなにハマってないのにだらだらと見続けてるものは、あんまりちゃんと見れてないことが多いので、特筆したいことがあるものだけ感想も書いていこうと思う。

 

・星降る夜に

吉高由里子北村匠海という演技力盤石な2人に、『家売るオンナ』『大恋愛』などのハズレなし脚本家・大石静、見る前から期待大だったテレ朝のドラマ。産婦人科医の鈴と、遺品整理士として働き聾者である一星、10歳差の恋愛と、命の始まりと終わりに接する仕事に就く中で2人が出逢う人たちとのヒューマンドラマを描く。

吉高&北村と聞いていたので、ディーン様が3番手で出てきた時は驚いた。あと後半で出てくるムロツヨシの配役もうまい。そしてその2人…出産で妻と子を亡くし医師を目指した深夜先生(ディーン)と、出産で妻を亡くしその手術を担当した鈴を訴えて付き纏っている伴(ムロツヨシ)の対比が終盤のストーリーの要になっていくんだけど、2人の苦悩とそこからどう進むか決めていく様がめちゃくちゃ良く描かれている。安易な感想になるけど、泣けた。

恋愛の描写では鈴と一星がとにかくラブラブイチャイチャしていて、でもそれが全然嫌じゃないw 恋愛ストーリーでよくある遠回りだとかすれ違いとかがほぼない、真っ直ぐに気持ちをぶつけ合う2人の話なのでひたすら微笑ましく見れる。個人的に特に好きだったのが、鈴が「一星といると私、よく笑うな」と手話で伝えるシーン。これ、シンプルだけどめちゃくちゃ可愛くて最高なセリフじゃない???

 

・夕暮れに、手をつなぐ

広瀬すずの演技力の高さを再確認させてくれるドラマだった。

言わずもがなイケメン、優男、音楽をやっている、そんなモテ要素しかない永瀬廉が、残念系として扱われるドラマあるあるの違和感ある世界でも、ドラマチックな出逢いから始まり、2人がお互いに刺激し合いながら夢を追っていくストーリーは毎話見応えがあった。最終話付近でベタにすれ違ってたのが、個人的にはマイナス要素だったけど。

とにかく綺麗な映像をお届けしようという心意気と、その雰囲気に合った主題歌もよかった。

 

・大奥

 

・リバーサルオーケストラ

日テレ水10は、本当にザ・日テレ水10なドラマを作るのがうまいよなあ(褒めてる)。ハマらない時もあるけど、明るくてサッパリしたものが多いこの枠のドラマは、自分は結構好きになることが多い。

リバーサルオーケストラもそんなザ・日テレ水10な、とにかく"見やすい"ドラマだった。元天才バイオリニストと天才指揮者が町のオーケストラの振興を懸けて、仲間たちと絆を深めながら成長していくというわかりやすいストーリー。プラス、ちょうど良い具合に恋愛要素もあり。めちゃくちゃ見やすい。

特筆したいのが、中盤で蒼くんが初音に告ったシーンのセリフ。「告白やったことない」「告白ってどう言えばいいの?」みたいな告白初心者がぜひ参考にするべき、相手への気遣いと誠意が行き届いた告白だった。↓

「初音さん今まで俺のこと1ミリもそういう目で見たことないと思うんで! 時間かけてもらっていいんで、少しずつでもまずはそういう目で見てもらって、その上で、その、ご検討いただけましたら…」

もちろん自信があればもっと強気に出ていいんだろうけど、そもそもそういう感じじゃないという相手に告るには、これくらい「自分の気持ちを理解してもらう」「その上で真剣に考えてもらいたい意志を伝える」という丁寧な告白が、ものすごく素敵に思えた。(告白評論家?)

ラストの門脇麦×田中圭も良かったよ!

 

・忍者に結婚は難しい

 

・しょうもない僕らの恋愛論

主人公に対して25年片思いを続けている絵里という、聞いたことないレベルで拗らせている幼馴染の女性が個人的には気になりすぎていたけど、メインのストーリーは、主人公が初恋相手だった女性の娘と出逢って交流を深めていくという内容。主人公は40代、その娘は女子高校生なので、終始ちょっとヒヤヒヤしながら見ていた。

絵里に対しての誠意が足りない部分や、仕事の中でたびたび哀愁を感じてしまう場面が、眞島さん演じる主人公の雰囲気にぴったりだった。中田青渚さんの、やりたいことや興味のあることにぐんぐん進んでいく活発な女子高校生役も上手くて良かった。

最終的に何を目指すかみたいな明確なゴールはないけど、丁寧な作りで最後まで見飽きないドラマだった。

 

・100万回言えばよかった

自分は一つの事件を10話かけて追っていく系のドラマが苦手なので(手がかりとか重要人物とか出てきても忘れちゃう。一話完結ものがベスト)、ミステリーとしては進みが遅くてあんまり好みじゃなかったけど、ファンタジー×恋愛を描いた作品としては良かった。最終話手前の超展開でも普通に泣いてた。

主題歌も冬ドラマでは一番好きだった。

youtu.be

 

・6秒間の軌跡〜花火師・望月星太郎の憂鬱

 

・ブラッシュアップライフ

1話を見た時点で一番面白かった。最終話まで見てもやっぱり一番面白かった。

テレビ大好き人間なので、2週目のドラマスタッフになった人生が見てて一番楽しかった。エンドロールの出演者クレジット順番の話とか、よだれが出る情報なんだけど。

あと忘れられない好きなシーンが、玲奈ちゃんがカラオケに呼び出されて、恋人が既婚者だと知らされ即電話をかけるところ。黒木華さんの冷静にブチギレる演技が何度見ても最高。

 

・ワタシってサバサバしてるから

誰もがバナー広告で見たことあるけど誰もちゃんと原作を読んだことがないでおなじみ同タイトルの漫画を、丸山礼さん主演でNHKがドラマ化。「ワタシってサバサバしてるから」を免罪符のように振りかざし、非常識な行いで周りを巻き込んでいくダークヒロイン網浜奈美の生活を追ったコメディ?ドラマ。アドリブの多さもこの作品ならでは。椅子が急に下がってそのまま続けるシーンとかめちゃくちゃ笑ったww

原作を読んでないので憶測だけど、ドラマオリジナルで最後はいい感じに終わらせようとしてた?w 網浜さんはいい奴では決してないけど、自分の芯がしっかりしている人として最終的に見てる人を納得させようとしようとしてなかった?ww それでか知らんけど、以下のような名言ともとれるセリフが網浜さんから続出していたので記録しておく。

「世間に自分を合わせようとするんじゃなくて、自分のままでいられる場所を探すの。私のことを好きだって言う奴がいたら言ってやりたいよ。他人を好きになるより、自分を好きになりなって」

「相手を好きかどうかなんて関係ない。大切なのはその人を好きな自分を好きかどうか。とにかく何にしても自分が好きな自分を生きる。自分ファースト」

なんかかっこよく感じちゃうんだよなw

 

・超人間要塞ヒロシ戦記

餃子屋でアルバイトをしながら生活をしているごく普通の青年ヒロシ。実は、体内に6000万人が暮らすスカベリア姫国が備わった人間要塞だった! という、突飛な設定の中で真面目に生きる人たちの様を面白おかしく描いたNHKの夜ドラ。

山之内すずちゃん演じるしずかが、相手の気持ちを考えるよりも先に行動しちゃう押せ押せ系女子で、普通の恋愛ドラマだったら応援できないタイプの女の子だったけど、普通とはかけ離れたラブコメだったので、むしろこのくらいの性格の方がいろんな展開楽しめるな、と妙にしっくりきてた。

 

「星降る夜に」「ブラッシュアップライフ」が冬ドラマ個人的ベスト。
主題歌は「リンジュー・ラブ」、あとワタサバの「サバサバサンバ」のマッチ度合いも最高だった。