特番記録

特番を中心に、テレビ番組を記録するブログ

最近見た特番(3月21日〜31日)

3月27〜30日 フジ

心霊内科医 稲生知性

シソンヌじろう主演で、心療内科を掲げるが、診察を受けにやってくるのはなぜか"心霊"が取り憑いていて身体の不調を訴える患者ばかり……という診療所を舞台としたホラー風味のドラマ。じろうさんが演じるのは、霊が"視える"心療内科医の稲生知性(いなおちせい)という男で、患者に取り憑いた霊と話し、取り憑いた原因となった出来事の真相を暴いていく。

霊が取り憑いている原因は、基本的にその取り憑き先の人に殺されたからという理由なんだけど、その人が嘘をついていたり、霊の方も嘘をついていたりで事件の真相が上手く見えず、探偵のような調査もしながら徐々に嘘を見破っていくので、ホラーだけじゃなくミステリー要素も入っていた。3話や最終話では視聴者も騙す仕掛けもあって、こだわりが感じられて好きだった。登場人物の関係性も連ドラみたいな(連ドラだけど)設定で面白かったし、じろうさんに温度感低めの主人公の役が合ってて良かった。

 

3月29〜31日 フジ

田中圭の俳優ホン打ち

ドラマの制作過程で監督や脚本家、プロデューサーがドラマの細かい内容を決めていく作業「本打ち」を、田中圭とゲスト俳優が共同で行い、たった45分で決めた内容をそのままドラマとして1発撮りで演じるという番組。3夜連続で放送され、各話ゲストは林遣都松本まりか千葉雄大。本打ちを見守るゲストとしてバカリズムも参加。

松本まりかさんゲストの、互いに惚れた理由が薄いのを口にせず、ちゃんと緊張感のある恋愛ドラマみたいに作っていた回が面白かった。

 

3月21日 NHK

劇団90001

劇団ひとり×ダウ90000によるコント番組で、「マスク」「手料理」「出会い方と別れ方」の3本。時事や社会的なネタをテーマとしたもので、切り取り方が面白かった。

3つ目はシンプルに芝居が上手いひとりさんの良さを活かしたコントで、前半はドラマくらい引き込まれて見れた。ダウだけだとできないネタなので、最後に蓮見さんが言ってたみたいな、スカパラの型でまたやってるのを見たいな〜。

 

3月30日 NHK

忘恋剤

5年間付き合って別れた彼との思い出をなかなか振り切れない主人公は、恋人との思い出を忘れられる「忘恋剤」という薬を手に入れて服用を試してみるが……というファンタジー要素のある恋愛ドラマ。

薬は棒型のお菓子のような形状で、元恋人とポッキーゲームのようにしながら服用する必要があり、副作用として服用中は消そうとしている思い出が呼び起こされる。1本食べるごとに直近半年の思い出から徐々になくなっていき、記憶には出会った頃の楽しい思い出だけが残っていく。そこでまたやり直したいと彼に言われるが、別れた理由からそれはやっぱりできないことで…。最終的には別の薬で消した記憶を取り戻して、「出逢えて良かった」と伝えて別れる爽やかなラスト。恋愛の「別れ」を綺麗に描くドラマって割と少ない気がする(最終的にくっつくか、後腐れあるかのイメージ)。実際にはこんないい感じに別れられないと思うけど、創作物の中だけでもこういう綺麗な別れを描く作品がもっとあってもいいな。