特番記録

特番を中心に、テレビ番組を記録するブログ

叡智のムダ使い・監察の一条さん

2022年7月23日 TBS

叡智のムダ使い

ある分野のプロが自身の叡智を駆使し、くだらないけど普通では実現不可能なことを実現させる番組。

「水泳で5回連続フライングさせられるか」「ギャンブル禁止中のザ・マミィ酒井にギャンブルをさせられるか」は、プロの技術(叡智)が見れるという面で面白かった中、「100分の1の壊れる椅子に人を座らせられるか」は、プロの技術のすごさだけでなく人間の心理の面白さがわかる企画(そういう分野だからだけど)として完璧だった。

 

 

6月29日 テレ朝

監察の一条さん

やっっっと見れた。大好きな森ハヤシさん脚本だからと、逆にしばらく見ないでとっておいたのもあるし、見る時間が取れなかったのもある。

ミステリー×コメディ×ほんのり恋愛要素の入ったドラマで、我が推し脚本家街道を急速に駆け上がっている森ハヤシ氏。(見たことあるのはほぼ最近の単発ドラマだけだけど!)

今回も約2時間のボリューム感の中、『ダマせない男』ばりのクオリティ*1と、いい具合に恋愛要素も入っていて、TELASAに入っていてまだ見てない方がいたら是非とも視聴を勧めたいくらい面白かった。

なにより吉岡里帆がかわいい。彼女は素が真面目な人だと思うので、どちらかというとボケキャラより今回のようなツッコミキャラの方が合っているのかもしれないと思わされた。ただ今回、彼女のキャラは毒舌ツッコミ上司だけではない。椎名先輩の前で見せた、笑顔の似合うひたすらかわいい後輩という一面もあった。これがだね、女女し過ぎてないし、鈴木雅之さん演じる椎名先輩も(スキンシップ多いけど)グイグイくるタイプではなくて、ただただ仲の良い爽やかな関係の二人って感じがめっちゃ推せた。サラッと「俺が責任取ろうか?」みたいなキュン台詞もあった。単発ドラマで初めて推しカプができるかと思った。

しかしこれは「ミステリー」ドラマ。どんでん返し等ありながら、結末を迎えていく……。

ミステリーもの、探偵ものが好きな私としては、今作の中での探偵役は吉岡里帆さんなのかと思っていたら、実は吉田鋼太郎さん(も)だったところになんだかワクワクした。そして、犯人に目をつけた理由は「コメディ」でオトされていたところも、このドラマらしくてすごく好きだった。

一条さんのキャラは、吉田鋼太郎さんじゃないと厳しかった。下の名前で呼ばないと嫌がるし、かなりの女好きだし……笑 さすがである。あと、娘と話すシーンの菅原大吉さんの演技が、温度感は高くないのに愛情は伝わってきて、なんかすごぉと思った。

ミステリー部分の話ももちろん面白かった! 監察官という仕事から事件に関わっていくのも、昔の事件が絡んでくるのも。

 

ところで、森ハヤシ氏のドラマを書き出している時に思い出したのだが、『ダブルブッキング』や『名探偵ステイホームズ』がパソコンの画面上でメインストーリーが展開されていく変わった演出のドラマだったように、全編がパソコン画面だけで展開されるハライチ・岩井さんの冠特番『イワイ・オンライン』という番組があったようだ。めちゃくちゃ興味あったのだが、忘れていた。TVerの配信も終わっていた。誠に無念。

 

*1:自分の中では、ここ数年の単発ドラマ『ダブルブッキング』『バンクオーバー!』『ダマせない男』『名探偵ステイホームズ』どれも最高に面白くて好きだったけど、クオリティと満足感の面では、1度の放送で2時間たっぷりあって話が連続的に繋がっていった『ダマせない男』が高かったかなという個人の指標。でも、見やすさと前後編のワクワク感では2週に分かれた形式も捨て難い。(謎目線)